ニューノーマル処方箋(第40回)偽のセキュリティ画面に要注意!サポート詐欺の解決法

業務課題 ネットワーク機器 脅威・サイバー攻撃

公開日:2024.03.28

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<目次>

・偽の警告画面で連絡を強要する「サポート詐欺」にご注意

・「閉じる」ボタンが押せない時は、焦らず「ESC」ボタンを長押し

・“偽”サイトの偽セキュリティ警告画面で、詐欺の手口を知ろう

偽の警告画面で連絡を強要する「サポート詐欺」にご注意

 「サポート詐欺」という言葉をご存じでしょうか。これは、インターネットの閲覧中、偽のセキュリティ警告を表示し、金銭をだまし取ろうとする詐欺のことです。

 サポート詐欺は、ユーザーがパソコンでインターネットを閲覧中、何らかのリンクをクリックしたタイミングで、突然「このパソコンはウイルスに感染しています」「サポートへの問い合わせはXXX-XXXX-XXXX」「トロイの木馬スパイウェアレポート」「このPCへのアクセスはセキュリティ上の理由でブロックされています」といった警告画面を表示します。

 しかし、これらの警告画面に記載されている内容は、すべて「嘘」です。偽セキュリティ警告画面が表示された時点では、端末がウイルスに感染したわけではありません。

サポート詐欺の偽セキュリティ警告画面でよく見られるイメージ

 

 とはいえ、いたずらにユーザーの不安をあおるような警告内容であり、かつ警告画面の表示は簡単には消せない仕組みになっているケースも多いため、パソコンの操作に不慣れな人は、警告画面に書いてある番号に電話をかけてしまうことも十分に起こり得ます。

 この番号に電話をかけた場合、相手側からサポート料やウイルスの除去費用を要求されたり、遠隔操作ソフトをダウンロード・インストールするよう強要されたりする恐れがあります。費用は、コンビニエンスストアで購入できる電子マネーで支払うよう要求されることが多いようです。

 IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が2023年12月に公開したデータによると、同法人の情報セキュリティ安心相談窓口に寄せられたサポート詐欺の相談件数は、2022年は2365件だったのに対し、2023年は11月の時点で3793件と、約1.6倍に増加しています。中でも2023年10月は1カ月で519件の相談があり、月間では過去最高の数値でした。

「閉じる」ボタンが押せない時は、焦らず「ESC」ボタンを長押し…

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